慎重な性格。
それは一見すると、
「臆病なタイプ…」
「行動が遅い…」
「優柔不断…」
と、ネガティブに捉える人が多いかもしれません。
とくに、スピード感が求められる現代社会では「慎重さ=弱み」だと感じる人も少なくないでしょう。
しかし、本当に慎重さはデメリットばかりなのでしょうか?
いいえ。そんなことはありません。
やり方次第では「慎重さ」だって大きな強みになりうるんです。
この記事では、慎重さのメリットとデメリットをご紹介します。
筆者であるジロウモンは、小さい頃からずっと「自分の慎重さ」の生かし方を考えてきました。
「どうすれば、慎重さを自分の強みに変えられるのか?」
一緒に確認していきましょう。
きっと、慎重さに悩んでいるあなたも新しい視点が得られるはずです。
慎重さとは?
慎重さとは「物事をじっくり考えてから行動する性質」のことです。
行動する前に「これで大丈夫かな?」と自問することで、念入りに準備したり、細かいリスクまで検討するタイプだと言えます。
生まれつき備わっている人もいれば、環境や経験から学んだ結果として慎重になる人もいます。
慎重さのメリット5選
では、慎重さにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
慎重さのメリットを5つご紹介します。
①大きな失敗をしない
慎重な人は、大きな失敗をしにくい傾向があります。
なぜなら、あらかじめ「最悪のケースを想定」しているからです。
そのため、立ち直れないような大きな失敗は回避しやすいでしょう。
確実な成果を求める場面では、大きな武器となります。
〇具体例:プロジェクトの草案の段階で、想定されるリスクを洗い出す。
ジロウモンも、まず最初はリスクを確かめちゃうかな。
②納得感を持った判断ができる
慎重な人は、納得感を重視しながら物事を判断します。
なぜなら、物事を決める際には「本当にこれでいいのか?」と繰り返し自問自答するからです。
そのため、後悔のない選択をしていけるでしょう。
〇具体例:買い物の時でも、メリット・デメリットを何回も確認する。
③多角的な視点で考えられる
慎重な人は、物事をあらゆる角度から考えます。
なぜなら「一方向からの視点では確認できないリスク」を把握したいからです。
「これで大丈夫かな?」とリスクを想定することで、
他の人が見逃しがちなポイントにも気づけます。
〇具体例:話し合いの中で、潜在的なリスクや盲点を見つけてトラブルを未然に防ぐ。
常に反対から見た視点は考えておきたいものだよね。
④計画性を持って行動できる
慎重な人は、行動する前に具体的な計画を立てます。
なぜなら「事前に計画を立てることでリスクを回避」しようとするからです。
そのため、目標に向かって着実な成果を出しやすいでしょう。
〇具体例:長期の目標を小さなステップに分けて管理する。
⑤人から信頼されやすい
慎重な人は「周りからこの人なら信頼できる」と思われがちです。
なぜなら「リスクやデメリットをしっかり考慮する」からです。
信頼されることで、人間関係やキャリアでも有利に働く場面が増えるでしょう。
〇具体例:綿密にプロジェクトの計画を作り、リスク管理も含めた提案をする。
よく真面目って評価されるかもしれないね。
慎重さのデメリット5選
慎重さには多くのメリットがある一方で、デメリットも存在しています。
ここからは、慎重さのデメリットを5つご紹介します。
①決断に時間がかかる
慎重な人は、判断に時間がかかる場合があります。
なぜなら「これで本当にいいのか?」と何回も考えてしまうからです。
そのため、周りと比べて時間を浪費してしまうかもしれません。
周囲から「もっと早く決めてほしい」とプレッシャーを感じることもあるでしょう。
〇具体例:商品の購入やサービスの入会などで、長時間考え込む。
これは本当にそうだね。何時間も考えちゃって結局後悔するんだよね。
②チャンスを逃す
慎重な人は、せっかくのチャンスを逃してしまう場合があります。
なぜなら「チャンスはいつも一瞬で過ぎ去っていく」からです。
じっくりと考える時間を与えてはくれません。
慎重になりすぎて行動を先延ばしにすることで、上手くいくタイミングも見逃してしまう可能性があるでしょう。
〇具体例:今、決断しなければ手に入らない場面で、行動できず競争に負ける。
③挑戦の回数が減る
慎重な人は、挑戦を遠ざけてしまう場合があります。
なぜなら「挑戦をしなければ失敗もしなくてすむ」からです。
「自分には向いていないかもしれない…」
「失敗したらどうしよう…」
などと考えてしまうんですね。
その結果、成長の機会も減ってしまうのです。
〇具体例:未知の分野への挑戦を避け、安全な選択肢ばかり選び続ける。
ついつい安全策って選びがちだよね。でも、リスクはどこかでとる必要があるんだ。
④柔軟性が低くなる
慎重な人は、何か問題が起きても柔軟に対応できない場合があります。
なぜなら「何事も計画通りに進めたいタイプ」だからです。
そのため、予想外の出来事が起きた際になかなか適切に対応できないかもしれません。
〇具体例:周りの状況が変化しているのに、計画を全く変えようとしない。
⑤他人の意見に流されてしまう
慎重な人は、他人の意見に流されてしまうことがあります。
なぜなら、なかなか自分の意見に自信が持てないからです。
時間があまりない時でも「自分の決断は正しいのだろうか?」と迷うあまり、
選択を他人に任せてしまう可能性があります。
〇具体例:グループ内で「自分の考えが正しいのかわからない」と感じて他人に同調する。
世の中には時間制限があるからね。考えが固まらないうちに、タイムリミットがきてしまうんだ。
慎重な人におすすめの対策5選
では、慎重な人は、どのような対策をとれば良いのでしょうか?
ここからは、慎重な人におすすめの対策を5つご紹介します。
①とにかく始めてみる
慎重な人は「とにかく始めてみる」意識を持ちましょう。
なぜなら「行動する前に全てを完璧に準備しようとしがち」だからです。
最初から完璧である必要なんてありません。
というか、そこを意識していると、いつまでたっても始められない状況になってしまうんですね。
ですから、まずはハードルを低くして、小さな一歩を踏み出していきましょう。
〇具体例:新しい分野について学ぶ時は、まず初心者向けの本を読んでみる。
②リスクの優先順位をつける
慎重な人は「リスクを重視しすぎて行動に移せない」ことがあります。
そのため「リスクの優先順位」をあらかじめつけることが大切です。
全てのリスクを完全に排除しようとするのではなく、
「このリスクは受け入れられる」
「ここはとくに注意すべき」
と区別することで、行動がしやすくなります。
〇具体例:重要な決断にエネルギーを向け、日常生活の些細な選択は直感で決める。
③失敗は財産だと考える
慎重な人が恐れる失敗は「見方を変えれば成長のチャンス」でもあります。
なぜなら「失敗は人生の財産となる」からです。
「この方法は上手くいかなかった」という実体験が手に入るんですね。
「失敗=終わり」ではなく「失敗=次へのステップ」と考える癖をつけましょう。
〇具体例:「この失敗はいずれ失敗談として話せば良い」と自分に言い聞かせて、行動する回数を増やす。
失敗は財産。ジロウモンも失敗があるから今があると思ってるよ。
④成功体験を積み重ねる
慎重な人にとって「成功体験は背中を押してくれる最強の味方」です。
そのため、成功体験をなるべく増やす意識を持ちましょう。
小さな成功で構いません。
「自分にもできる」というマインドを手に入れることが重要なのです。
暮らしの中で成功体験を増やしてみてください。
〇具体例:毎日、今日の成功体験をリストアップしてみる。
⑤一貫性を持って生きる
慎重な人は、決断をするまでに長い時間がかかってしまうかもしれません。
そのため「普段から一貫性を持って生きて」おく方が良いでしょう。
なぜなら、一貫性を持って生きることで物事が判断しやすくなるからです。
判断基準を明確化させられるんですね。
決断に迷いがなくなり、悩まなくなります。
〇具体例:自分にとって大切なことをリストアップし、それに基づいて日常の行動を決定する。
一貫性を持って生きるには、やっぱり自己理解が大事。「自分はどういう人間なのか?」についてはしっかりと把握していきたいね。
まとめ
この記事では、慎重さのメリット・デメリットをご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか?
慎重さは、一見するとネガティブに捉えられがちな性格ですが、
メリット・デメリットを意識することで、上手に活用していけます。
あなたの慎重さは「周りの人にはない強み」に変えられるんです。
一歩ずつでも大丈夫です。
あなたのペースで、じっくりと取り組んでみてくださいね。
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